こんにちは!スモールジム阿佐ヶ谷の黒澤です。
この度はブログをご覧いただきありがとうございます!
本日は、デスクワークで背中がバキバキに痛くなる理由とは?
について紹介していきます。
「背中のバキバキ感」は、デスクワークをしている方や、
長時間机に向かう学生、研修中の方など、
座っている時間が長い人に特によく見られる症状です。
この不快な感覚は、背中の筋肉が緊張し、血行が悪くなることで生じます。
では、デスクワークが背中のコリや痛みの原因となる理由は何でしょうか?
〇デスクワークが背中の症状を引き起こす理由
① 長時間同じ姿勢を続けること
デスクワークをする際、長時間同じ姿勢で座り続けることが多くあります。
この状態が続くと、背中の筋肉が緊張し、血行不良を引き起こし、結果として
筋肉の緊張や痛みが生じます。
② 姿勢の悪化
デスクワークでは、姿勢が崩れる傾向があります。
特に、前かがみの姿勢や背中を丸める姿勢は、背中の筋肉に負荷をかけ、
コリや痛みを引き起こす可能性があります。
③ 筋肉の衰弱
デスクワークでは、背中の筋肉があまり使われないため、筋肉の衰弱が進むことが
あります。筋力の低下は、背中のサポート機能を弱め、コリや痛みの原因となる
可能性があります。
④ ストレスと緊張
デスクワークは、集中力を要する作業やストレスを伴うことがあります。ストレスや
緊張は、筋肉の緊張を引き起こし、背中の症状を悪化させる要因となることがあります。
これらの理由により、デスクワークが背中のコリや痛みの原因となります。
そして、これらの原因の背後には「筋肉負荷=筋緊張」が存在します。
〇筋肉の緊張が引き起こすコリや痛み
人体の筋肉は神経の信号によって制御されています。緊張やストレスが生じると、
交感神経が活発化し、体内にストレスホルモンが分泌されます。これにより、
筋肉にはさまざまな下記の反応が生じます。
① 神経の興奮
緊張やストレスによって神経が興奮し、筋肉に対して過剰な信号を送ります。
この結果、筋肉が過度に緊張し、血流の制限・筋繊維に微小な損傷・
筋肉の疲労を起こし、コリや痛みが生じることがあります。
② 血流の制限
緊張やストレスによって血管が収縮し、血液の流れが制限されることがあります。
筋肉は酸素や栄養を必要としますが、血流が制限されるとこれらが不足し、
筋肉が固まったり痛みを感じることがあります。
③ 筋肉の収縮
緊張やストレスが持続すると、筋肉が長時間にわたって収縮し続けることがあります。
これによって筋肉が疲労し、硬くなります。硬直した筋肉は十分な柔軟性を持たず、
痛みやコリを引き起こすことがあります。
④ 筋肉のバランスの崩れ
緊張やストレスによって、筋肉のバランスが崩れることがあります。
特定の筋肉が過剰に緊張する一方で、他の筋肉は弱まったり伸びにくくなったりします。
この不均衡な状態が背中の凝りや痛みを引き起こすことがあります。
緊張が筋肉の緊張を引き起こして凝ったり痛くなるのは、神経の反応や血流制限、
筋肉の収縮、筋肉バランスの崩れなどが相互に影響し合う結果として現れるためです。
症状と原因は様々にありますが、まずは、「どんな症状」「どこに症状」を感じるかと、
自身の生活を振り返った時に思い当たる「原因」を参考に対処法を考えることが大切です。
デスクワークを行う際には、適度な休憩やストレッチ、
姿勢の改善などを心がけることが重要です。
〇背中の筋肉の役割とデスクワークとの関連性のある筋肉について
① 大円筋
大円筋は背中の広範囲に広がる大きな筋肉で、
腕の引き寄せや回転などの動作に関与します。
デスクワークでは、マウス操作やキーボード入力などで大円筋が使用されます。
② 広背筋中部
広背筋中部は背中の中央部に位置する筋肉で、
肩甲骨の引き寄せや背中の姿勢制御に関与します。
デスクワークでは、背筋を伸ばすために中広背筋が働きます。
③ 広背筋上部
広背筋上部は背中の上部に位置し、肩甲骨の引き上げや首の後ろへの曲げに関与します。
デスクワークでは、肩や首を使った動作や姿勢の維持に上広背筋が働きます。
④ 小円筋
小円筋は大円筋の下に位置し、背中の下部を覆う筋肉です。
腕の引き寄せや肩の内外回旋に関与します。
デスクワーク中でも、腕の動作や肩の安定に小円筋が関与します。
⑤ 脊柱起立筋
脊柱起立筋は背骨に沿って走る筋肉群で、背中全体を支える役割を果たします。
デスクワーク中でも、背筋を伸ばし続けるために脊柱起立筋が働きます。
これらの筋肉は、デスクワークによって長時間同じ姿勢を続けたり、
特定の動作を繰り返したりすることで緊張しやすくなります。
〇予防とケア
① 適切な椅子とデスク
快適な椅子とデスク環境は背中の負担を軽減するために重要です。
背もたれのある椅子を選び、椅子の高さや奥行きを調整して
自分に合ったポジションを見つけましょう。
また、デスクの高さやキーボードとモニターの位置も
自分に合った姿勢を保てるように設定しましょう。
② 適度な休憩とストレッチ
長時間のデスクワークでは、定期的な休憩とストレッチが必要です。
毎時間ごとに数分の休憩を挟み、起き上がって歩いたり、
背伸びや肩回しのストレッチを行いましょう。
これによって血液循環が促進され、筋肉の疲労やこりを緩和できます。
〇さいごに
いかがでしたでしょうか?
背中のバキバキ感、コリ、痛みの根本原因を理解することは、
快適なデスクワーク環境を築く上での重要な第一歩です。
必要な時に必要な筋肉を使えるようになることや、
良い姿勢を維持しやすい体に整えることが大切です。
スモールジム阿佐ヶ谷では、姿勢の評価から
お客様に合ったストレッチ、セルフケア方法をお伝えしております。
まずはご自身の身体の状態を把握することと、知ることから始めてみませんか?
興味のある方は体験、見学にお越しください。
皆さまのご来店、心よりお待ちしております。