こんにちは!スモールジム阿佐ヶ谷の黒澤です。
この度はブログをご覧いただきありがとうございます!
本日は、スマホ首の人が意外と知らない!?首にかかる負担とは?
について紹介していきます。
最近ではストレートネックという言葉も聞くようになってきましたが、
スマホ首とストレートネックは今回のブログでは、
ほぼ同じような意味合いで使用していきます。
ストレートネックはスマホの使用など、不良姿勢などが原因とされていますが、
実際どのような姿勢によって引き起こされるか、ご存知ですか?
頭が前に突き出るようになると、首に負担がかかりストレートネックになると
説明していることもありますが、なぜ頭が前に出る姿勢になってしまったのか?
その理由を説明しているものは多くありません。
頭が前に出てしまう原因の一つとして、最近はスマホの使いすぎなどが挙げられます。
ですが、それ以外にも私たちが日常的に行なっているある習慣が、
ストレートネックを引き起こす原因になっている可能性があります。
今回はそのある習慣を、ストレートネックになりやすい原因を
姿勢の観点から解説していきます。
「首の後がよく凝って辛い」
「スマホあんまり使ってないんだけど…」
このような方でご自身の首が気になる方はこの続きを読んでみてください。
〇日頃から〇〇しすぎていませんか?
先に結論からお伝えすると、
ストレートネックになりやすい生活習慣は、ズバリ、「座りすぎ」です。
これは椅子だけではなく、座椅子など床に座っている人も同様と考えます。
なぜ座りすぎることが首の状態に関係するのでしょうか?
ここから解説していきます。
座る時間が長くなることによって、私たちの身体は骨盤が後ろに傾いている
(=後傾)している状態になります。
普段の生活で、はじめにどれだけ良い姿勢で座っていても、
時間が経つと背もたれにもたれかかって、お尻が前にずれてくることは
誰しもが経験することと思います。
その背もたれにもたれて、お尻が前に出ている状態が骨盤の後傾している状態です。
この骨盤の後傾の状態が続くことによって、身体、特に背骨の動きに関して
強く影響していきます。
〇ストレートネックとは?
ではここでストレートネックとはどういう状態を指すのか?
という点についておさらいしていきましょう。
ストレートネックとは、一言で言うと、「首(=頸椎)の前弯が減少して言う状態」です。
頸椎は全部で7つあり、それぞれが積木のように上に重なっています。
正常の頸椎は前弯と言い、後ろに向かって反るような見た目になっています。
これはちょうど腰椎も同じような反り方をしています。
余談ですが、頸椎・腰椎は前弯、胸椎は後弯しており、
これらが合わさることで背骨はS字カーブをしていることになります。
このS字カーブがあることで、私たちの背骨は最小限の力で安定し、
予想外の大きな衝撃があってもそれを緩衝することができるのです。
逆に、ご高齢の方でだんだん腰が曲がってきて、背骨のS字カーブが崩れてしまうことで、
ちょっとした衝撃でも背骨が折れてしまう方もいます。
これは年齢に伴い骨が弱くなっていることもありますが、
姿勢による影響も同じくらい重要になるのです。
つまり頸椎の前弯が減少するストレートネックと言う状態は、
首にかかる負担が強くなる傾向にあり、それをカバーするために周りの筋肉が
過剰に使用され、疲労することによって、「肩こり」「首の張り」「頭痛」「吐き気」
などのような症状が出現すると考えられます。
※必ずしも首の筋肉が硬い人、疲労している人全てに
同じ症状が出るわけではありません。首が硬くても無症状の人もいれば、
首がそこまで硬くなくても辛い症状が出る方もいると思います。
あくまでも姿勢の観点から考えると、首に対して強いストレスがかかっている可能性は
十分にあると思います。
〇姿勢とストレートネックの関係性について
長時間の座っている状態と、首との関係ですが、長時間座って、
骨盤が後傾している状態になると、背骨は全体的に丸くなりやすくなります。
このとき、背骨の中の胸椎と呼ばれる部分は正常な状態である程度
丸くなっているので、大きな影響はありませんが、
腰椎や頸椎は元々が前弯しているため、背骨が全体的に丸くなることで、
頸椎は前弯が減少しストレートネックの動きになってしまいます。
もう1つの原因として、骨盤が後傾することによって、重心が後ろに偏るようになります。
人の身体は「倒れないようにすること」を優先して動く特徴があるため、
後ろに偏った重心を前に戻す必要があります。
このとき、座っている状態では骨盤より上の部分で
その重心を前に動かす必要がありますが、経験上多くは胸椎の後弯を強くする形で
重心の前への動きをカバーしている傾向にあります。
それは先ほども説明したように、背骨の中で頸椎と腰椎は元から前弯している関係上、
曲げるよりも伸ばす動きのほうが得意です。
反対に胸椎は元から後弯しているので曲げる動きのほうが得意です。
そのため背骨全体として、丸くなるつまり曲がる方向に動きますが、
その中でも特に胸椎の動きが過剰になりやすいと言えます。
さらに胸椎の曲がる動きが過剰になることで、
視線は自然と下を向きやすくなります。下がった視線を上に戻すために、
顔だけで上に持ち上げるような姿勢になりやすくなります。
この姿勢は、首の後ろの筋肉を疲労させるだけでなく、
首の前にある「胸鎖乳突筋」という筋肉にも力が入りやすい姿勢になり、
首の前後の筋肉が共に疲労しやすい状態になります。
これらの理由から、たとえスマホを使っていなかったとしても、
座る時間が長くなるだけで、姿勢の変化から首にストレスがかかる可能性が
あることがわかります。
〇スマホ首、ストレートネックを解消させる効果的な習慣とは?
では、スマホ首のような状態を解消させるために必要なことは一体何でしょうか?
答えは非常にシンプルで、「立つ」ようにすることです。
行ってしまえば非常に簡単なことで、先ほど説明した姿勢の影響は全て、
座っているから起こることです。
そのため、定期的に立つ習慣を取り入れ、骨盤の後ろへの傾きをリセットすることで、
頸椎の前弯が減ってしまう状態を未然に防ぐことができます。
一般的には、20〜30分ごとに一度立ち上がることが推奨されています。
体感的にはかなり短い感覚で立たなければならないので、
最初は違和感を感じるかもしれません。
ですが実際はそれぐらいで、身体は固まってしまうということなのだと思います。
「そんな頻回に立つなんて無理!!」という方にオススメなのが、
スタンディングデスクです。
立ったままの高さで使用できる机のことで、立った状態で作業ができるため、
座りすぎの予防になります。
さらに立って作業するメリットはパソコン作業などの時に、
顔を前に近づけてしまう人などは、
座っている状態だと頭を前に突き出す姿勢になってしまいますが、
立っている状態で行うと、足で重心を前に動かすことができるため、
頭が前に突き出ることを予防できます。
皆さまもはじめは、家の中でどこか手ごろな場所がないか探してみて、
どうしても必要な場合は購入を検討してみても良いかと思います。
もうすでに、座る習慣が長い方の場合、姿勢の変化に伴い、
主にお尻や背中の動きが硬くなっている可能性もあるため、
実際にはエクササイズやセルフケアと並行しながら行うことが必要だと思います。
〇さいごに
いかがでしたでしょうか
今回はスマホ首、ストレートネックについて姿勢の観点から、
ストレスのかかり方とその習慣についてお伝えしました。
現代の働き方を考えると、働いている時は、
ほぼ全てがスマホ首などになりやすい傾向にあると思います。
ぜひ一度ご自身の姿勢を見直してみてください。
また一人ではよく改善方法が分からない。専門家に見てもらいたいという方は
体験よりまずは雰囲気だけでも見たい!のご見学も大歓迎です。
皆さまのご来店、心よりお待ちしております。