こんにちは!スモールジム阿佐ヶ谷の黒澤です。
この度はブログをご覧いただきありがとうございます!
本日は、膝を伸ばしすぎると腰痛になる?!
について紹介していきます。
〇立っているときに膝は伸びている?
いまや日本人の国民病とまで言われている「腰痛」
その原因がもしかしたら膝の伸ばし過ぎで起こるとしたらどうでしょう?
「立っているときに膝は伸びきっているじゃないか!」
と思う方もいるかもしれませんが、実はそんなことはありません。
膝は本来軽く曲がっているものなのです。
そして、膝だけでなく“どの関節も軽く曲がっています”
それを確認するために自分の身体を見てみてください。
分かりやすいところで言うと、まず指です。
指も伸びきってはいないですよね?
力を抜いて自然にしていると、軽く曲がっている状態だと思います。
肘も見てください。定常で肘が伸びきっているなんてことはないですよね?
逆に伸びきって肘が過伸展している状態は「猿手」といい、関節が異常な状態です。
膝も肘と一緒で、過伸展していると猿手と同じで異常な状態なのです。
あとは、膝などの関節を伸ばしすぎるとしんどくないですか?
ずっと力を入れていないと伸ばしきれないので、筋肉や関節に負担がかかり、
痛みが起こりやすく不定愁訴の原因になります。
では、膝の伸ばし過ぎが自然ではないということがわかったところで、
なぜ「膝の伸ばし過ぎが腰痛に繋がるのか」をここから説明していきます。
〇膝を伸ばすことで腰痛になるメカニズム
膝を伸ばしすぎることで、膝後面の関節包を圧迫することで、
リンパの流れが悪くなります。すると、血液・体液循環が悪くなり、
腰痛が起こりやすい身体になります。
そして、膝が伸びきることで運動連鎖により、股関節が内旋し、骨盤も前傾します。
骨盤が前傾することにより、腰椎が過前弯し、腰椎に負担がかかります。
要は「反り腰」になるということです。
そうなると“腰椎に負担”がかかり「椎骨、椎間板性の腰痛」になりやすくなり、
“腰辺りの筋肉が収縮し、硬くなる”ことで、筋肉が硬くなり、血流が悪くなり、
「筋膜性腰痛」になります。
と、いったような流れで腰痛になるわけです。
他にも、膝関節や膝周辺の筋に負担がかかり膝痛になりますし、
膝を伸ばしきることで良いことは1つもないことが分かると思います。
〇膝の伸ばしすぎは関節にも負担がかかる
膝を伸ばしていることでまさか腰痛になっているとは驚きですよね。
それもそのはずで、私たちは子どものころから膝や肘、指先をピンっと伸ばして、
“気を付け”や“前ならえ”をさせられていたわけですから、
その姿勢が正常だと思い込んでしまうのも無理はないと思います。
また、バレエやダンスなどの美を争う競技では、
膝やそれ以外の各関節をピンっと伸ばすことが美しいとされています。
その影響により「膝を伸ばすことが美しい」という
価値観が拡がっていることも1つの原因となります。
スポーツや競技などの場面で膝を伸ばすというのはいいかもしれませんが、
それを常態化してしまうと、“常に関節に負担がかかっている状態”になりますので、
膝を伸ばしきって立位姿勢をとったり、歩いたりすることはオススメしません。
膝を軽く緩めることで、余計な負担がかかりにくくなるので、
膝を伸ばしすぎないように意識しましょう!
〇さいごに
いかがだったでしょうか?
オススメなのは“膝を軽く緩める”というイメージで立っていただくと、
踵に重心線が移動し、横のラインがまっすぐになり姿勢もよくなります。
膝を伸ばすことを常態化しても良いことはありませんので、
普段立つとき、歩くときは膝の力を抜くと、身体の不調が改善されるかもしれません。
姿勢改善をしたい、本来の姿勢を取り戻したいとお悩みの方は
皆さまのご来店、心よりお待ちしております。