こんにちは!スモールジム阿佐ヶ谷の黒澤です。
この度はブログをご覧いただきありがとうございます!
本日は、腸の炎症を起こす成分を知っておこう!
について紹介していきます。
皆さまは腸内環境整っていますか?
腸内環境が荒れていると様々な悪影響があるのです。
荒れて出てくる症状としては、
便秘や、肌荒れ、嘔吐、肌荒れ、うつ症状、鼻炎、花粉症、
ストレスが溜まりやすくなるなどがあります。
放置しておくとガンの原因にもなります。
ここから腸内環境を荒れやすくなる、
腸の炎症を起こす成分6つ紹介していきます。
〇腸の炎症を起こす成分6つ
①グルテン
②カゼイン
③精製糖
④悪い油
⑤アルコール
⑥人工甘味料
になります。
まずは簡単に炎症について説明します。
炎症とは、体内の小さい火事だと思ってください。
急性炎症のケガなども炎症の一つではあるのですが、今回は慢性炎症に注目していきます。
慢性炎症の主な症状は、鼻炎、アトピー、結膜炎、口内炎、副鼻腔炎などです。
炎症のイメージとしては、腸で起きた爆発が、各地に飛び火していくイメージです。
(口内炎は口に飛び火している。)
炎症のイメージが出来ましたでしょうか?
ここからは5つの成分がどのように炎症を起こしていくのか説明していきます。
① グルテン
小麦に含まれるたんぱく質であり、
パン、パスタ、ラーメン、うどん、ケーキ、クッキー、ドーナツなどに含まれています。
種類的に現代小麦、古代小麦があり、
特に炎症を起こしているのが現代小麦と言われています。
一方、古代小麦はグルテン量が少なくアレルギーなどになりにくいという
報告がありますが、グルテンは少量でも入っているので
ならないということではないと思っています。
ですが、現代小麦よりははるかに安心安全ではあります。
それに加えて、現代小麦よりも必須アミノ酸、多価不飽和脂肪酸、
ビタミン、ミネラルなどが多く、選ぶなら古代小麦の方が良いです。
【グルテンが腸に与える影響】
グルテンは、粘着性があり、棘が生えている構造をしているので腸に穴をあけ、
長いこと滞留し、腸内のバリア機能の低下により、
アレルギー、グルテン過敏症、セリアック病などを引き起こします。
② カゼイン
乳製品に含まれるたんぱく質であり、牛乳、チーズ、ヨーグルト、
カゼインプロテインなどに多く含まれています。
実はカゼインは母乳にも含まれていますが、牛乳と母乳ではカゼインの種類が違います。
牛乳に多いのはα-カゼインといって、
こちらのカゼインが非常にデメリットのあるたんぱく質になります。
カゼインには3種類あり、先ほど紹介したα-カゼイン、β-カゼイン、k-カゼイン
の3種類があります。
消化できるカゼインは、主にβ-カゼインです。
α-カゼインを多く含む牛乳は、私たち人間には消化できないとされています。
【カゼインが与える腸への影響】
カゼインのデメリットは2つあり、1つ目は、アレルギーを引き起こすこと。
2つ目は、腸に炎症を起こしてしまうことです。
カゼインを頻繁に摂取すると腸内に末消化物が多くなり、腸の炎症を招きます。
すると、下痢、便秘などの腸の炎症を起こします。
小腸の粘膜細胞は、有機物や抹消化の栄養素を摂り込まないように密着していますが、
カゼインにより損傷、または緩んでしまうと腸に穴が開き、
本来体内に入るべきでない物質が血液中に入り込んでしまいます。
これを「リーキーガット症候群」と呼びます。
さらに、α-カゼインは消化できないため、腸に留まりアレルゲンとなり、
遅延型アレルギーの原因にもなります。
③ 精製糖
精製糖は、ブドウ糖果糖液糖、砂糖、お菓子、安い醤油、ドレッシング
などに入っています。
自然界に無い栄養素をすべて取り除いた糖です。
身体の中のカビの原因であり、血糖値を上げます。
カビのエサは糖であり、このカビが甘いものを欲しがります。
【精製糖が与える腸への影響】
このカビというのは酵母カビと言われるカンジタです。これを腸管カンジタと言います。
誰の中にも暮らしているカンジタですが、エサである糖質を与えすぎると豹変し、
鋭く尖った型に変化して病原性を発揮します。
そして腸を腐敗させる腸内細菌が暮らしやすい環境を作ってしまい、
腸内環境の治安を悪化させる根本になります。
その過程で腸の壁に穴を開け、炎症を起こします。(リーキーガット症候群)
その他にも低血糖、糖質への依存、ブレインフォグ、やる気が起きない、
集中力の低下、極度の疲労感、メンタルの不調などの原因にもなります。
選ぶならなるべく精製されていない、
てんさい糖、きび糖、黒砂糖などのほうが良いでしょう
④悪い油
オメガ6(サラダ油、キャノーラ油)トランス脂肪酸(ショートニング、マーガリン)
などがあります。
・オメガ6(サラダ油、キャノーラ油など)
炎症を促進する働きがあり、オメガ6が過多になると腸粘膜の細胞膜が固くなり、
大事な消化吸収機能、免疫機能の働きも悪くなってしまいます。
現代人はオメガ6を摂りすぎてしまっている現状があります。
オメガ6は必須脂肪酸なので摂らないといけない油ですが、
酸化していない油であり、なおかつ摂りすぎないように気を付けましょう。
・トランス脂肪酸(植物精製油脂、ショートニング、マーガリン)
植物油脂に水素を添加して作り出される油です。
日本では何も規制されてない油であり、人工的に作られた自然界には存在しない油です。
このトランス脂肪酸は体内に入ると、酵素の力でも代謝できないため、
形成された細胞膜に異常を起こしたり、悪玉菌の増加、糖尿病やホルモン異常、
ガンなどの原因になったりします。
その他にも、悪い油を摂っていることで、心筋梗塞、脳梗塞、狭心症、アトピー、
鼻炎、気管支喘息の原因にもなります。
【足りていない油】
オメガ3(青魚、えごま油、亜麻仁油)オメガ9(オリーブオイル)などです。
オメガ3は値段が高く、手が出しづらいですが、オメガ9は代表的なもので
オリーブオイルがあるので手を出しやすく、
オメガ9は炎症に関与しない油(促進も抑制もしない)とされています。
なるべくエクストラヴァージンオリーブオイルが良いとされています。
(海外製のものは運んでいる間にエクストラヴァージンではなくなってしまう
可能性があるので、出来れば日本製かつビンに入ったものが良いです。)
⑤アルコール
アルコールは良い腸内細菌を殺してしまいます。
“アルコールは腸にとって刺激物である”
米国国立衛生研究所(NIH)の研究によって、アルコールを摂りすぎると、
腸内で毒性の強い細菌が増え、腸内フローラが悪化してしまう恐れがあることが
判明しました。
長年たくさんのアルコールを飲み続けていると、小腸の消化酵素(ラクターゼ)
の働きが低下してくるため、慢性的な下痢になりやすいといえます。
アルコールを大量に摂りすぎると、体内で大量の活性酸素も発生するため、
アルコールを分解する腸内環境が減ってしまいます。
アルコールの分解を手助けする腸内細菌が減ることで、
分解されないままのアルコールがそのまま吸収され、
身体に大きなダメージを与え、腸内環境を悪化させます。
さらにアルコールが分解される過程でアセトアルデヒトと呼ばれる
二日酔いの原因となる物質が体内で発生するのですが、
このアセトアルデヒトが大腸がんのリスクを高める要因の一つ
であることがわかってきました。
そのためアルコールの飲みすぎには注意しましょう。
⑥人工甘味料
サッカリン、ネオテーム、清涼飲料水などでよく聞くスクラロース、
アセスルファムKなどがあります。
「カロリーゼロだから太らない」などのキャッチコピーで、
身体に良いイメージがあるかもしれませんが、そんなことはないです。
脳が感じる甘味は砂糖の約200倍とも言われています。
依存性も強く、甘いものを欲しやすくなり、太らないというイメージだけで
ついつい食べ過ぎたり、飲みすぎたりして、結果太ってしまいます。
それ以外にもホルモン異常が起こったり、味覚が鈍くなったり、依存性があったり、
腸内細菌への影響、うつ病リスクの上昇、腎機能の低下、脳卒中、
心筋梗塞、発がん性のリスクの上昇などの悪影響が言われています。
今回は腸内細菌への影響について取り上げます。
ある実験では、全く細菌を持たないマウスの腸に、
人工甘味料「サッカリン」を摂っているマウスの便を移植すると血糖値の反応が悪く、
下がりにくくなる現象が見られました。
この現象を医学的には耐糖能異常が見られたとされ、この異常は、
糖尿病予備軍や糖尿病患者にみられることがあります。
また、7人の人を対象とした実験では、人工甘味料を常用していると、
血糖値が軽度上昇することも確認されました。
腸内細菌のバランスが変化したことにより、
糖代謝への間接的影響が出たことが示唆されます。
腸内細菌のバランスが崩れ、腸が正常に稼働しないということは、
腸での栄養吸収効率が悪くなります。
そして、人工甘味料ばかり食べて生活するわけでは無いので、
結果太りやすくなるということです。
食べ過ぎ、飲みすぎには注意しましょう!
〇さいごに
いかがだったでしょうか?
結構身近な食べ物、飲み物ばかりで何食べれば良いのかとなりますよね?
これらは嗜好品としてたまに楽しめば良いと思います。
毎日こういうものを食べ飲みしていると、
日々の不調や病気のリスクが上がるのは、必然かなと思います。
腸は第2の脳と言われるくらい必要な場所であり、
身体の機能調整には欠かせない場所です。
腸が整えば身体も心も元気になり、活力が湧いてきます。
腸を整えて元気になりましょう。
普段の食生活を改善させたいと思っている方は、
皆さまのご来店、心よりお待ちしております。