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【Vol.91】健康のための食生活

 

 

こんにちは!スモールジム阿佐ヶ谷の黒澤です。

この度はブログをご覧いただきありがとうございます

 

本日は、健康のための食生活について紹介していきます。

 

〇「痩せる」ための食事と「健康」のための食事

 

当ジムは、ダイエット目的の方も通われますので、

食事指導もしっかりサポートをさせていただいているのですが、

 

「痩せる」ための食事と、「健康」のための食事が、

似て非なるものであるということを、皆さまはご存じでしょうか?

 

世間一般的には「痩せる食事 = 健康的」

というイメージがはびこっておりますが、

これは一側面で見れば正しくもあり、一方では正しくないとも言えるのです。

 

〇糖質制限食と高タンパク質食の弊害

 

例えば、「糖質は身体に悪くて太るから、糖質を抑えたタンパク質中心食がいい」

といった主張がありますよね。

 

これらは糖質制限やローカーボといわれる食事法ですが、

糖質制限食はたしかに痩せますが、長期的には、健康的かどうかは

疑問が残る食事法でもあります。

 

また糖質を極端に抑え、高タンパク質食にすると起こる弊害も多分にあります。

 

高タンパク質は、腸内環境の劣悪化を招きます。

特に咀嚼が不足し、消化器内で肉や魚の断片が滞留する時間が長いと、

消化器内で腐敗が進み、毒素が溜まります。

 

これらは悪玉菌が未消化のタンパク質などを餌にして生じさせる

硫化水素やインドール、スカトール、アンモニアが毒素と言われるものですが、

 

これら毒素が発生すると、各栄養素の吸収を阻害し、

免疫機能の阻害も引き起こします。

 

さらには、痩せるために高タンパク質食にしているはずなのに、

実は痩せづらくしてしまっている側面もあるのです。

 

ある研究では、肥満者の腸内環境(腸内細菌叢の多様性)を評価したところ、

正常体重の者に比べて、肥満者の腸内細菌叢は、

悪玉菌が優位であったと言うことです。

 

これは、高タンパク質食などで腸内環境が荒れた状態のことです。

 

このように痩せるために食事を気遣っていても、

摂り過ぎれば、免疫機能の阻害や栄養吸収の阻害など、

健康面でのデメリットを誘発することも充分にあるのです。

 

しかも、逆に痩せづらくもなるので本末転倒です。

 

〇健康的な食事とは

 

では、どのようにすれば痩せやすく、

かつ健康的な食事にすることが出来るのでしょうか?

 

それは、「その土地の民族が培ってきた食生活を意識する」ことです。

要は、日本人には日本食をということです。

 

遺伝的に、その民族が消化しやすい食材・栄養素は決まっていると言われています。

 

例えば、日本人が乳製品やナッツ類を食べても、乳糖不耐症や、

ナッツのアフラトキシン(発がん性物質)の解毒酵素などの問題で、

民族的に体質に合いません。

 

つまり、“ 欧米では乳製品やナッツが健康食品だから日本人も”

というのは非常に短絡的かつ危険な思考なのです。

 

もちろん、逆もまた然りで、

海苔の消化酵素や、魚類の水銀等の重金属の代謝機能は、

民族的に日本人が世界で最も優れていると言われています。

 

なので、魚類食での恩恵を得やすいのは、

欧米人よりもアジア人、ひいては日本人なのです。

 

このように、民族的にその風土で長年育まれてきた食文化に習って食べる

というのが健康においては非常に重要なのです。

 

〇さいごに

 

いかがでしょうか。

 

食の欧米化が進み、お米よりパン、魚より肉という風潮が根付きましたが、

ここでもう一度、日本人の日本人たる食事形式を

見直してみるのも良いかもしれません。

 

圧倒的に和食がオススメですね。

 

本当に自分に合った健やかで正しい食事アドバイスを受けたい方は、

お気軽にスモールジム阿佐ヶ谷の体験にお越しください。

 

 

皆さまのご来店、心よりお待ちしております。