こんにちは!スモールジム阿佐ヶ谷Regenerateの黒澤です。
この度はブログをご覧いただきありがとうございます!
本日は、健康増進!お風呂から出る前に○○をするだけ!
について紹介していきます。
皆さま、毎日お風呂入っていますか?
湯船につかる方、シャワーだけの方、両方いると思いますが、
大体の方が毎日お風呂に入ると思います。
お風呂に入り、特にあったかいお湯が入った湯船につかると気持ちいいですよね。
そんなお風呂ですが、お風呂から出る前に少し工夫するだけで、
健康効果がさらに高まる可能性があります。
〇冷水シャワーを浴びる
健康効果が高まる方法は「冷水シャワーを浴びる」です。
健康どころか風邪ひくだろ!と思う方もいるかもしれませんが、
実は冷水シャワーを浴びた方がむしろ身体は元気になるんですね。
その理由というのが、冷水シャワーを浴びることによって、
「免疫細胞が活性化」するからです。
なぜ免疫細胞が活性化するのかというと、
冷たい水というのは身体にとってストレスになり、
この急性のストレスに対して、
身体は血液中に免疫細胞をたくさん放出してストレスから身体を守ろうとするからです。
なぜこのようなことが起こるのかは、
これはホメオスタシス(恒常性)+ホルミシス効果が関係してくると思われます。
〇ホメオスタシス(恒常性)+ホルミシス効果とは?
ホメオスタシス(恒常性)というのは、
生体が変化を拒み、一定の状態に保とうとする生理的反応のことです。
上述した冷水を浴び、ストレスを感じ、
免疫細胞をたくさん放出して身体を守ろうとするのも
ホメオスタシスの影響があると思われます。
また、ホルミシス効果とは、
その行為や物が人体にとって毒であっても、
“少量の毒はむしろ身体に良い”という効果のことです。
〇運動でも例えることができる
運動が世間一般では身体に良いことは周知の事実。
ですが、運動も過度に行いすぎれば身体にとっては毒になります。
(活性酸素の増加によるもの)
しかし、適度な運動は身体に良いのです。
冷水シャワーにもこれと同じことが言え、
少量のストレスを与えることで、
ストレスから身体を守ろうと、
免疫細胞であるリンパ球やマクロファージなどが増加することで、
免疫力が上がるという機序になると言えます。
また、免疫細胞が活性化することで、
場合によっては、病原菌やガンなどの異常にも対処してくれる可能性が増えるので、
健康増進の一助になる可能性があるわけです。
〇冷水シャワーの効果
そして、健康に加えボディメイク、ダイエットにも冷水シャワーは効果があります。
その理由として、冷水シャワーを浴びることで「褐色脂肪細胞が活性化」するからです。
人間の身体の中にはご存じの通り、脂肪が存在します。
私たちがイメージしている脂肪は、
実は白色脂肪細胞という文字通り白色をした脂肪であり、
カロリーの高い食事をするとどんどん身体に溜め込まれる脂肪です。
ですが、褐色脂肪細胞というのは、茶色い色をした脂肪であり、
白色とは違い、“脂肪を燃やしてエネルギーを作る”役割があります。
この褐色脂肪細胞ですが、
27℃~30℃付近の温熱中性域では働かないとされています。
つまり体温と同じ温度付近では褐色脂肪細胞は活性化しないということです。
これまでの話の流れで分かると思いますが、
褐色脂肪細胞が活性化するのは“冷温”で活性化されます。
〇実験研究でも証明されていていた
健常者を対象に、室温19℃の部屋で2時間安静にする寒冷刺激を行い、
エネルギー消費の亢進と褐色脂肪細胞の活性の関係を調べた結果、
褐色脂肪細胞はエネルギー消費の亢進の最大の規定因子になることが判明したとあります。
つまり、寒い部屋にいると褐色脂肪細胞が活性化し、
エネルギー消費がされやすくなったということです。
また、褐色脂肪細胞と肥満予防の関係性について行った研究もあります。
この研究では、
健常者を対象に室温17℃、2時間の寒冷刺激を毎日、6週間行ったところ、
褐色脂肪細胞が顕著に上昇して体脂肪が減少したと報告しております。
つまり、寒いと褐色脂肪細胞が活性化し、
肥満予防にも効果がある可能性があるということです。
肥満になると様々な病気のリスクが上がります。
肥満を少しでも予防することが出来れば、それだけ健康に近づきます。
基本的に食事を改善していないと効果はありませんが…
ただ、2時間も寒い部屋にいるのはあまり現実的ではないですし、
ものすごく辛いです。
なので、このブログでは短時間で済む冷水シャワーをオススメしています。
以上のことから、冷水シャワーは健康増進の一助になると考えています。
【参考文献】
一般公衆浴場(銭湯)における温浴、温冷交代浴の心身への影響の検討
寒冷適応 と体脂肪制御 にお け る褐色脂肪組織の 生 理 学 的意 義
https://cir.nii.ac.jp/crid/1390569923318341376
〇そのほかにも嬉しいメリットが
冷水シャワーを浴びることで、ノルアドレナリンの分泌が向上し、
メンタルの向上やうつ病の改善にも効果があると言われています。
身体面だけではなく、”メンタル面”でも健康になれる可能性があります。
最近、気分の浮き沈みが激しい方、うつ傾向にある方も試してみる価値はあるでしょう。
〇冷水シャワーの秒数と注意点について
冷水と聞いただけでも嫌悪感を抱く方もいると思いますが、
そんなに長く浴びなくても大丈夫です。
秒数にして、たったの「30秒」長くて「1~2分」。
これだけで良いのです。
長く浴びすぎるのは上述したようにホルミシス効果を引き出せないですし、
免疫が逆に落ちてしまう可能性があるのであまりオススメはできません。
そして、交代浴でも同じ効果が発揮されるのでオススメです。
ここからは注意点を紹介します。
注意点は、一気に浴びないことです。
手足から順番に水をかけ、徐々に慣らしていきましょう。
身体がびっくりしてストレスがかかりすぎる可能性があります。
また、冷たい水が苦手だという方は、
20℃くらいの少し冷たい程度、もしくはぬるま湯から徐々に慣らしていきましょう。
そして、冷水シャワーがオススメできない方として、
心臓が悪い方や心血管疾患がある方です。
報告例は無いですが、突然死のリスクが上がる可能性があるので、
これらの病気がある方はあまりオススメできません。
〇さいごに
いかがだったでしょうか?
今回は冷水シャワーによる健康効果を紹介しました。
私も冷水シャワーを習慣として取り入れていますが、
取り入れてから風邪をひくことが無くなりましたし、
朝の目覚めが良くなり、活力が湧くようになりました。
また、夜だけでなく、朝に冷水シャワー行うのもすごく効果的です。
ぜひ、興味がある方は試してみてください。
このような健康知識も直接アドバイスしておりますので、
気になる方はスモールジム阿佐ヶ谷Regenerateまでお越しください。
皆さまのご来店、心よりお待ちしております。